腰部脊柱管狭窄症の手術を受ける方
初めて腰や脚に痛みが出て、脊柱管狭窄症の診断を受けた方は、消炎鎮痛剤、血管拡張剤などの内服、注射、理学療法などにより徐々に軽快する場合が多いです。痛みが引いて、もしくは痛みとお付き合いできて、日常生活に戻れれば,手術の必要はなく、治療中に落ちた筋力を回復し、日常に復帰するトレーニングをします(保存的治療)。
保存的治療により症状改善の効果がなければ,症状と問題点、更に診察や画像所見の結果を考慮し、手術を考慮します(手術的治療)。
手術をすると何がよくなりますか?
一般に、手術は腰痛に対しては行いません。神経の症状を改善させることが目的です。すなわち、間歇的跛行といって、長い距離歩けなかった症状が改善し、歩けるようになります。一方で、神経の回復力は罹病期間および年齢に反比例します。
すなわち高齢で、長く患っていた人ほど回復力は劣ります。そして、痛みは改善しやすいのに対して、シビレや異常知覚は改善しにくい傾向にあります。
腰部椎間板ヘルニア手術を受ける方
初めて腰や脚に痛みが出て、腰部椎間板ヘルニアの診断を受けた方は、消炎鎮痛剤、血管拡張剤などの内服、注射、理学療法などにより徐々に軽快する場合が多いです。
実際 9 割の方が自然軽快すると言われております。痛みが引いて、もしくは痛みとお付き合いできて、日常生活に戻れれば、手術の必要はなく、治療中に落ちた筋力を回復し、日常に復帰するトレーニングをします(保存的治療)。保存的治療により症状改善の効果がない方、麻痺症状など出ている方、更に診察や画像所見の結果を考慮し、手術を考慮します(手術的治療)。
手術をすると何がよくなりますか?
一般に、手術は腰痛改善を目的にしたものではありません。神経の症状を改善させることが目的です。すなわち、オシリから脚の痛みを改善します。ただ、一般に神経の回復は、年齢と罹病期間に反比例します。すなわち高齢で、長く患っていた人ほど回復力は劣ります。そして、痛みは改善しやすいのに対して、シビレや異常知覚は改善しにくい傾向にあります。
症状や手術などご不明な点は、お電話にて前野整形外科までお問い合わせください。